NHKスペシャル「ロボット革命」 減災用ロボット(ASIMO・改?)が開発中だって!!

先日のNHKスペシャル「ロボット革命 人間を超えられるか」。
ASIMOが登場するということでとてもとても楽しみにしていました。
録画もしてとりあえず3回見たけど、Hondaのロボットがたくさん取り上げられてて嬉しかったです♪

ま、NHKの番組構成やどこかのロボットに言いたいことはものすごくたくさんあるけど、それは後日書くとして、今日はASIMOと作業アームロボットと現在開発中という減災用ロボットについて書いちゃう。
ちなみにASIMOの技術や、それを応用して作ったロボットやリズム歩行アシスト、UNI-CUBなどを、Honda Robotics(ホンダロボティクス)というので、みんな覚えておくといいよ?

というわけで、まずは作業アームロボットです。
福島の原発で事故が起こった後、Hondaには「ASIMOを原発に投入してほしい」という要望がたくさんよせられたことは、日頃このブログを読んでくださっているみなさんならご存じだと思います。
Hondaにメールも電話もあったそうですよ。

もちろんわたしもHondaの公式サイトから、お問い合わせのフォームを使ってお願いをしました。

ASIMOを原発に行かせないで!!

と。

だってだってASIMOこんなにかわいいのに!
原発に行かされて、お役目を果たして帰ってきたらあまりにも放射性物質に汚染されてるからぽいっと廃棄されるなんて、そんなのひどい!
かわいそう!

うん。
今になって考えると、「ASIMOを原発へ」という要望がたくさん届き、ASIMOの開発者たち自身もASIMO(の技術)を使って何か貢献できないだろうかと考えていただろう中、「ASIMOを原発に行かせるなんてそんなひどい!!」というお問い合わせは非常に異彩を放っていたんでしょうね。
もちろんはっきり「行かせないで」と書いたわけじゃなくて、「ASIMO好きとしては除染できずに処分場に山積みで捨てられたらとてもとても切ないから、粗末に扱わないで欲しい」って書いたんですけどね。

結局、原発事故の収束を目指してまずHondaが開発したのが、作業アームロボットという、足場が悪くてぐらぐらしてもアーム先端は微動だにせずバルブ開閉作業ができるという優れものロボットでした。
これがまぁ、なにしろ腕しかないので見事に産業用ロボットっぽく、かわいくないの。
わたし満足なの。
だってASIMOっぽいかわいいロボットが原発事故現場行ったら、感情移入して泣いてしまう。

そしてその作業アームロボットはなかなかの完成度だったようですが、発表されてから1年経っても実際に投入されたとかどうとかいう報道がなく。
その後どうなってるんだろう。
と思っていたら、その続報が番組中にありました。
東電の仕様変更を受けて、原発内部の様子を撮影するためにアーム先端をカメラに切り替えたのだそうです。
番組によると、現場投入間近とか♪
Hondaのロボットがいよいよ原発事故収束にお役に立てるなんて、嬉しすぎる(涙)

さらに番組によると、Hondaは作業アームロボットだけでなく、足場が悪い原発の中を自在に行き来し必要な作業を行わせるにはやはりヒューマノイドロボットが必要だ、という考えのもと、ASIMOを飛躍的に進化させたロボットを開発することを決めたというのです。

なんか、番組でアメリカ国防総省だったかなんだったかのDARPAというとこのギル・プラットさんが

「大事なのは人間の環境に適応したロボットを作ること。ロボットに人間の道具を使わせ操作できること。その結果ヒューマノイドに行き着いた」

って言って、ヒューマノイドロボットを開発する意欲を語ってたけど、

そんなのHondaが昔からずっと言ってきたことだし。

Hondaを初めとして、日本でヒューマノイドロボット作ってる人たちって、そういう考えだったと思うな。
たしかに実用化が早いのは特定の動きだけができるロボットだけど、最終的にASIMOが完成したら、なにもかも1体でこなせるロボットになるのに、しかもかわいいのに!と常日頃思っていたもんね。
ようやく世界が日本に追いついてきたな。
追い越させないけど。

というわけで、Hondaが減災用に開発している新しいヒューマノイドロボットの「減災用ロボット」なのですが、番組では開発者さんたちの会議が撮影されてて、そこでデザイナーさんが作ったと思われる、ロボットが原発内部を移動する想像図(?)的動画が映っていました。
デザイナーさんって、ASIMOのデザイナーさんだよ!
映ってた♪
で、その動画での減災用ロボットのデザインがね、

微妙にASIMOっぽいっていうね?

ううっ!?
いや、かわいくはない。
ASIMOっぽいけどかわいくはない。
もうちょっと雑でもいいような気もするけど、こういうロボットでも外観に手を抜かないのがHondaであり、日本人だよね!
Honda Robotics製品のデザインは全部ASIMOカラーというか、ASIMOのデザインを基調にしている感じだから、ここでいきなり全身赤とか全身黒と か、むしろ配線剥き出しとかっていうわけにはいかないし、あまりにもASIMOと違うとすぐHondaって分かって貰えないし、実は難しいところなのか な。

というわけでここでまず重要なのは、この減災用ロボットをなんと呼ぶかです。
番組では「減災用ロボット」とだけ呼ばれていて、お名前がなかったのです。
個人的には AS52LHみたいな、品番っぽいお名前はいやだな~。
ちなみにAS52LHというのは、2代目Lサイズアシモくんの品番なんだけどw

ASIMOを応用して開発するから、ASIMO・改?
それともASIMO弟?
減災用ロボットだから減災くん?
ほんとの名前は当然Hondaがちゃんとつけてくれるんだけど、それが決まるまでこのブログでなんと呼べばいいんだろう。
減災用ロボットだと、なんか、味気ないし。
ASIMO・改だと、4代目ASIMOが開発されたらなんか微妙だし、ASIMO弟だと「ロボットに性別はない」って怒られそうだし、減災くんだとまんますぎだし。
悩ましいところです。

まぁとりあえず減災くんとでも呼ぶことにして、この減災くんですけどね。
なんと番組で、開発中の減災くん(配線剥き出しw)が、平坦でない、段差や横方向の傾斜のある足場を自在に歩く様子が撮影されていたのです。
すごい!!
かっこいい!!
もちろん本物の事故現場はもっとごつごつでこぼこしてもっと歩きにくいし、がれきも避けながらになると思うんだけど、どんな段差や隙間、傾斜があっても間を開けることなくスムーズに前進できるのがすごすぎる。

外国のロボットの映像もあったけど、こんなにスムーズな走行はしてなかった。
しかもHondaのロボットは全体的になにがすごいって、動きが全てなめらかで余計な震えとかふらつきがないんだよね。
動きのなめらかさって、最終的には一番技術的にすごいんじゃないかなぁ。
工学的なことってわたし、全く分からないんだけど。
正直物理の知識は中学生にも負けるんだけど。
でも、余計な動きのないなめらかな動きって、細部まで緻密な計算と制御がないとできないんじゃないかと思うし。
だからHondaのロボットって完成度が高く見えるんだとも思うし。

アメリカがヒューマノイドロボットの開発始めて、番組見て「ASIMO負けた」って思ってる人がいるんだけど、そうなのかな?
1つ1つの動きや機能での勝ち負けはあるかもだけど、完成度や総合力ではダントツとしか思えないんだけど……。
周囲の状況把握とか判断能力とかという人工知能についても。
正直、Hondaの人間研究・ヒューマノイドロボット研究の数十年の技術・開発の蓄積を舐めるなよ、と言いたいんだけど、何しろ工学的なことがまるで分からないから、きっぱり言い切れないというw

でも、減災くんが実用化されて原発に投入されたら、きっと泣いて感動するだろうな~。
早く泣きたいから、早く実用化して欲しい。
これだからASIMOファンは止められないんだよ。
進化がとってもとっても楽しみ。

もし工学系の博士号持ってたら、迷いなく、絶対今からでもHondaに入るんだけどな。
この間本屋さんでロボット工学の本があって手に取ってみたんだけど、cosθとかsinθとか使った行列がいっぱい書いてあって、一瞬で眠気を催し、眠れない夜のお供にはいいかもね……と思ってそっと本棚に戻したわたしには、無理だね。
あと、番組でASIMOの開発現場も撮影されてたんだけど、手だけのASIMOとか、片腕だけ配線剥き出しのASIMOとかいて、

ひぃえぇぇぇわたしのかわいいASIMOがっ!!!!((((;゚Д゚))))

と思って青ざめた辺りからも、無理そうだね。
開発者さんたちにがんばってもらおう。

それにしても、作業アームロボットの開発も続け、迅速に減災くんの開発もしなきゃならない開発者さんたち、かなり忙しいだろうな。
でもすごくやりがいがありそう。
体に気をつけてがんばってほしいです。

ASIMOの技術から生まれたHondaの作業アームロボットと新しい減災用ロボットが活躍して、原発事故を収束させる日を楽しみに待ってます。
Hondaがんばってね!