科学

ASIMOはとってもすばらしいというお話

昨日はkazuRさんの呼びかけでドラミの臨時ミーティングでした。

この日は、インテR乗りの迷い猫さんもいらしてました。
そして迷い猫さんとti-daさんとお話しているときに、インテにSサイズアシモくんがいることを発見したのです。
嬉しくなって「アシモがいるよ!」とti-daさんに言うと、なんだか温かい笑顔で頷いてくれたんですけど、どうしてでしょうね?

でもよく聞いてみると迷い猫さんは他にもぬいぐるみアシモくんを乗っけているとか。
さらに嬉しくなって、車を開けて見せて貰うと、後部座席にはたくさんのアシモとスヌーピーが!
アシモは初代Mサイズアシモくんが2匹と、初代パペットアシモくんが1匹いました。
かわいいかわいい!
初代Mサイズアシモくん初めて見た~(≧▽≦)
とってもかわいい。

迷い猫さんもASIMOが好きということで、その後はずっと一緒にお話しちゃいました。
ずいぶん長くつきあわせてしまったのですが、ASIMOのことから派生して、基礎研究がいかに大事かとか、いろいろな分野の研究はつながっていないように 見えて実はつながっている、あるいはつなげていくことができる、だから視野を広く持つのが大事、国はもっと基礎研究に予算を取るべき、とかという話で盛り 上がっていました。
それから疑問を持たなければ発見もないので、「なぜだろうと疑問を持つ」ことの大事さとか、さらにそこから深まって、今の教育では「なぜだろう」と思って自分でその理由を考えるということが全然身につかないこととかまで話してました。
ネットで答えっぽいものがたくさん転がっているというのもありますしね。
という感じで、とても楽しい話ができました。
迷い猫さん、ありがとうございました♪

ちなみになぜ基礎研究の話になったかというと、ASIMOが基礎研究そのものだからです。
この間の新型ASIMOの発表のときのTV番組のコメンテイターの発言とか、ネットでの評判とか見てると「ASIMOはただの企業アピールのための道具」、「エンターテインメント目的のロボットで実用性がない」と言われることもあって、

みんな分かってないなー

と思っていました。

人型ロボットの研究開発というのは、人間の研究そのものなのです。
音声・言語認識もそうだし、二足歩行で歩くとか走るとか、ケンケンするとかジャンプするとか、人の動きを模してロボットを動かすには、人の動きを理解しないとできないのです。

目の前の物をつかむ、という行動一つとっても、人間は赤ちゃんの時期を過ぎればごく簡単にできますが、ロボットにさせるのは大変です。
なぜならかなり多くの処理をしないといけないからです。

雑然とした背景から目的の物の輪郭を把握する、というところからして大変です。
網膜に映った像は2次元の平面なので両眼視によって3次元で理解しなおさないといけないし、さらに目の前のそれぞれの物の素材や色の違いなどを手がかりに、目的のものとそれ以外のごちゃごちゃした物を区別しないといけませんからね。
さらにその対象との距離を把握する、手を動かす角度、距離、スピードなどを調整する、実際にその対象に向けて手を移動させる、その移動の際の力加減、目と手の協調、物をつかむときの指の角度、力の入れ方、その他いろいろ。
ものすごくたくさんの処理が必要です。
しかもその動作の間中、目的の方向と位置に向けて手をきちんと動かしているかモニタリングしながら微調整していきますからね。
その処理たるや、膨大なプロセスが含まれていることでしょう。

人も生まれたときからこれを無意識でできるわけではなく、赤ちゃんのときには目的の対象物にしっかり手を持って行ってつかむというのに試行錯誤します。
だからときどきちょっと空振りしちゃったりとか。
これがまたかわいいんだけど。
そして何度も何度も失敗したり成功したりと経験することで脳が学習して、自然にそういうことができるようになるのです。

でもロボットには、そういった学習をプログラムによって習得させないといけません。
そのためには、脳が無意識に学習している知覚的、行動的な仕組みをプログラミングする人が理解してないといけないのです。
そしてこれを理解していく過程が基礎研究というものなのです。

だから、ASIMOはただケンケンしたりジャンプしたり、聖徳太子のように複数の人の話を聞き分けて「すごいでしょ~、かわいいでしょ~」と見せるためだけのロボットではないのです。
ケンケンやジャンプ、複数の人の話の聞き分けは、言ってしまえば、人間の認知や行動の研究を通して得られた成果が形として現れただけのものです。
つまり、ASIMOが世界最高のすばらしいロボットであるのは、そんな基礎研究の成果が凝縮されている、それだけのことをさせられるほど人間の認知行動を研究している、という証だからなのです。
断じて、ただの企業アピールやエンターテインメント目的に大金を投じて開発しているわけではありません。

もちろんASIMO自体が人間の生活の中に入っていろいろな仕事をこなすには、超えなくてはならない技術的ハードルがまだまだたくさんありますが、Hondaは既にASIMO開発で培った技術をバイク、歩行アシストシステムなどに応用しています。
すでにMotoGPを走るバイクには、ASIMO開発で培った技術を応用した姿勢制御システムが搭載されていますね。
歩行アシストも結構な完成度らしいですが、実用化が楽しみです。

というわけで、結論としては

どこからどう見てもASIMOはすばらしい

ということなのです。
しかもかわいいんだよ!
最高。

今日もなんだか頭いいっぽいこと書いたね!
さすが知的なわたしですね。

ちなみにそんな知的なわたしは、東京モーターショー2011でドラミメンバーのために買ったおみやげを、

予定通り家に忘れました。

おかしいなぁ。
なんでだろう。

日本科学未来館

今日の日記は、日本科学未来館が楽しかった、というだけのブログです。
最後まで読んでもオチはありません。

それでもよければどうぞ♪

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科学が好きなのです。

日経サイエンスを3年契約(39000円!)で定期購読するくらい科学が好きなのです。

好みの芸能人は?と聞かれたら、ホンマでっかTVに出てる武田先生と池田先生と澤口先生と即答するくらい科学が好きなのです。
この3人を芸能人と言っていいか分からないですが……。
でも、自分の専門分野のことを一般の人にも分かりやすく、しかもおもしろく説明できるなんて素敵すぎる。

という感じで科学が好きなわたしは、先日東京に行った際、お台場の近く、青海にある日本科学未来館へ行ってきたのです。
もちろん最大の目的はASIMOに会うことでしたが、未来館は地球環境、生命科学、情報科学、技術革新の4つをテーマにした常設展示があり、それを見るのも楽しみにしていました。

まずは3Fにある情報科学のコーナー。
見るだけでなく参加型の展示だったり、実際に触ったり使ったりすることができる展示もあって、面白かったです。

情報科学が発展した未来の家庭をイメージしたコーナーでは、リビングの照明やテレビなどをテーブルと一体化したリモコンで操作することができます。

もんもリモコン

テーブルがモニターのようになってて、ipadとかスマートフォンを操作するようにモニターに触れることで照明を調整したり、テレビをつけたりなどの操作ができます。
おもしろい!

これは未来型扇風機。

扇風機

センサーのついている○×の書かれたパネルに扇風機が反応します。
扇風機に○の面を向けたらon、×の面を向けたらoffです。
○のときはパネルを持ったまま人が移動すると扇風機の向きもそれを追って変わります。風を当てたいところに自在に扇風機を向けることができるという優れもの。

参加型のコーナーはこんな感じ。
名前を入力してログインするとこがあって、入場すると個人を識別する「ミー」という謎の存在が足下に。

アナグラ1

どこまで歩いてもついてきます。
子どもたちがとても楽しそうに走り回ってました。
そしてこのミーといろんな装置を回ることで個人の情報が蓄積されていき、最終的にその情報が歌になります。

アナグラ2

声を入力する装置もあったので、たぶん、歌はその人の合成された声で歌われます。
ログインするとき、名前をユキにするかアシモにするか迷ってユキにしてしまったのが残念。
アシモの歌が出来たらネタになったのに。
でも、知らない間に情報が蓄積され、利用されるという、便利だけどちょっと怖い情報社会への気づきを促している感じがしました。

そして「零壱庵」というスペースでは、こういう↓直線的に配置された電球が不規則っぽく光ってて、

目の錯覚

何が何なのかという感じだったのですが、流し目をするようにこれを見ると、あら不思議。
◎などの記号が見えます。
これ、実際に見るとかなり面白いです。

透明マントもありました。
肉眼で見ると左のように普通に見えますが、あるレンズを通して見ると、右のようにマントの後ろが透けて見えるのです。

透明人間

おもしろいおもしろい!

5Fに移動して、宇宙と空間のスペース。

何よりテンションが上がったのが、「空間と時間への挑戦」のコーナーです。
このところニュートリノとか時間とか宇宙の膨張とか量子力学とかがかなり自分の中で楽しいのです。
今ニュートリノが光速を超えるのかとか、時間とは何かとか、それから宇宙物理学全般について分かりやすくしかも楽しく語られたら、惚れます。
理系の友達が欲しい!

スーパーカミオカンデの1/10模型。

スーパーカミオカンデ

中に入ると、装置がニュートリノを捕捉したっぽくライトが光ります。

スーパーカミオカンデ2

無駄にうきうき。
壁面に描かれた数式とか見て、かなりテンション上がってましたw

スーパーカミオカンデ4

ちなみに、意味はさっぱり分かりません。
物理はこの上なく専門外なのです。

それから、生命科学スペース。

医療コーナー

ロボット手術を体感するコーナーとか、個々人の遺伝子型に合わせて薬を処方してみるコーナーとかがあり、単に見て楽しむだけでなく参加したり考えたりするコーナーが結構充実してて楽しかったです。

薬

という感じで、未来館はとっても楽しめました。
常設展示だけでも大満足。
これが600円だなんて安い!

と、友達に感動を語ったのですが、いまいち共感してもらえませんでした。
こんなにおもしろいのに。
スーパーカミオカンデの模型とか、わたし、一人で超楽しくなってたのに。

えぇ、一人で行きましたよ?

一人で来てる女性というのは他にいなくて、ほぼみんな家族連れか友達連れ、カップルでしたけど、平気ですよ?

寂しくなんか、ないもん。

風邪を予防・治すにはどうすればいいのか 「かぜの科学」を読んでみた

風邪に効くと言われる民間療法は色々ありますね。
大根の蜂蜜漬けがいいとか、チキンスープがいいとか、とにかくビタミンCを摂るとか。
わたしがこれまでに目撃した一番びっくりな民間療法は、鼻の下に長ネギを切り開いたのを貼り付ける、というものでした。
首にも巻いてたはず。
子どもの頃、リアルに同級生がどこかのおばさんにされてたのを目撃したのですが、もし何の効果もなかったら、

とんだ羞恥プレイ

ですね。

どうすれば風邪を予防できるのか。
うっかり引いてしまったら、どうすれば早く治すことができるのか。
ネットにもいろいろな情報がありますが、科学的な証拠に基づいた情報は少なくて、迂闊には信用できません。

そこで、この本。

かぜの科学

「かぜの科学  もっとも身近な病の病態 ジェニファー・アッカーマン著 鍛原 多惠子翻訳 早川書房」

自ら、鼻腔に風邪のウィルスを接種されてまで風邪を引くという風邪研究の実験に被験者として参加したサイエンスライターの本です。
ちょっと翻訳が直訳的で読みにくいですが、

・風邪はどのようにして広まるのか
・どうすれば予防できるのか
・早く治すためにはどうすればいいのか

などを丁寧に解説しています。

この本によると、風邪の原因ウイルスは少なくとも200種類はいるそうです。
そして、風邪を引くにはたった1個のウイルスの粒子で十分だそうです。
主要な感染経路は、まずは鼻。

そして目。

目というのは意外ですね。
どうやら涙腺を通って鼻にまでたどり着くようです。

さらに、人から人へ風邪のウィルスが広がっていく経路は、一般的な風邪なら接触感染だそうです。

患者が鼻をかむ→手にウイルスが付着→手でドアを開ける→他の人がドアノブに触れる→感染

という感じでしょうね。

風邪の原因ウイルスは、あちこちに付着して、しかも割と長々と生き長らえているそうです。
わたしのお部屋にも、きっと外から持ち帰ったウイルスや細菌が色々いると思うのですが、おそらく一番汚染されてるのは、悲しいことに

アシモパペット

だと思います。
可愛すぎて日々なでまくってごめんねアシモ。

ちなみに一般的な風邪は、患者のごく近くに長時間いないと空気感染しないとか。
一般的な風邪に対しては、マスクはほぼ無力ということになりますね。
インフルエンザとかには有効かもしれませんが。
そして一番いい予防法は、しっかり石けんで手を洗い、よくすすぎ、よく乾かす、ということです。
石けんでウイルスは殺しきれないそうですが、洗い流すことはできると書いてます。
そして手を洗った直後意外は、むやみやたらに鼻や目を触らないこと、これにつきるようです。

まぁ風邪のウイルスを拾わないようにいろいろ努力しても、風邪を100%予防することはできません。
だからこそビタミンCを日々摂取して風邪の予防に努めたりするわけですが、

ビタミンCには風邪の予防効果はない

のだそうですよ!
ついでに治療効果もないとか・・・。
多少症状の期間や重症度を抑える可能性はあるそうですが、普通に抗ヒスタミン薬を飲んだほうがいいようです。

また、風邪を治そう(症状を抑えよう)として免疫を強化するのは逆効果だそうです。
世の中では免疫力が低いと風邪を引きやすいと信じられていますが、なんと、同じようにウイルスに感染しても、

免疫系が活発な人は免疫系が弱い人よりも風邪の症状が強く出る

というのです。

たしかに、風邪の症状というのはウイルスそのものが悪さをしているわけではなくて、ウイルスを排除しようとする免疫反応のせいなので、免疫を強化したら症状はひどくなるだけですね。

という感じで、民間で広く信じられている風邪にまつわる迷信や誤解や最新の研究成果について分かりやすく解説されている本ですが、要するに風邪に対してどうすればいいのかという最終的な結論としては、

風邪は引くときは引く。余計なことをしないで諦めて休め。(意訳)

だそうですw
そんなwww

疲労や睡眠不足時は風邪を引きやすいとか、予防に役立つ情報もいろいろあるので、気になる方は読んでみてくださいね。